規則的な潮汐とは違った性質

おわかりのように、津波は風浪や、干潮、満潮などの規則的な潮汐とは違った性質を持っています。そして、残りの4分の1が外洋に向う性質があります。このことから、1960年に発生したチリ地震による津波は、チリ沖で発生した津波が、最初は先ほど言いましたように同心円を描いて広がりました。あの津波は、町に押し寄せた後も、ずっと海水が流れ込み続けていました。 2004年12月、みなさんの記憶も新しいと思いますが、プーケット島で津波が発生しました。ですが、地震で起こる津波の場合は、陸地近くの海域で起こる地震ですので、このケースで発生する津波は、波の約4分の3は海岸に向かいます。これらを知ることも、いざという時に役立つかもしれません。このプーケットの津波のように、海面がずっと高いまま、その状態が続くような津波が起こってしまうケースもあります。 過去の例を挙げながら、津波の特性を見てみましょう。その特性にはいろいろなパターンがあります。これは津波の物理的性質によるものです。また、アラスカに設置されている津波警戒標識ですが、4度目に来る波が一番高く描かれています。 津波はどんな特性を持っているのでしょうか。津波は、水深の変化が無い大洋で起こった場合は、その発生源を中心、同心円状に波が広がって行くものです。ですが、大陸斜面を進んだ波はどうなったかと言いますと、水深の大きい沖は速度がより速くなり、沿岸寄りではより速度が遅くなりました。